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こんにちは。
フェルモンドの齋藤です。
昨日の夜は、ハチに襲われました。
メルマガを発行しようと思って、パソコンのある部屋へ
入ると……、なんとそこにはどでかいハチが!
ビンビンと音を立てながら(ビンビンが正確かどうかは別として)、
蛍光灯の周りを飛んでいました。
私は思いました。
「どうにかして、追い出さないとメルマガが書けない」
まあ、それほどこのメルマガに命をかけているわけですが、
とにかく追い出すので必死でした。
武器はないかと探していると、「虫除けスプレー」がありました。
「これだ!虫除けっていうくらいだから、嫌がるよなあ」
殺虫剤とかではなく、「虫除けスプレー」というところが
微妙な攻撃力ですが、とりあえず吹いてみました。
「ウォリャー!シューーーーー!」
すると、何を血迷ったのかハチがこちらへ向かって襲ってきました。
虫除けスプレーなのに、除けるどころか向かってきたではないですか。
話が違うよ、虫除けスプレー……。
いやあ、もう必死でしたよ。逃げるので。
とりあえず、部屋から退散したのですがどうしても諦められないので
またドアを開けて勝負を挑みました。
ふと見ると、テーブルの上にのそのそと歩いているではないですか。
「チャンス!」
ただ、テーブルの上で潰すのはどうかと思い再びいい武器はないかと
探しました。
すると、「ガムテープ」があるではないですか。
それも引越し用のちょっと強力なやつ。
「よし、これを棒に巻いてくっつけよう」
恐る恐る、ガムテープ付きの棒をハチに近づけていきました。
「ほれっ、ほれっ、くっつけ!乗れ、棒に乗れ!」
すると、ヤツ(ハチ)はさっきの虫除けスプレーで多少弱ったのか
飛んで逃げるでもなく、棒に近づいてきました。
「よし、このままいけば、ゴキブリホイホイだぜ」
と、ニヤニヤしていると……。
なんと、ハチはそのまま棒の上を歩いているではないですか!
「ウォー!どういうことだー。なんで、くっつかねんだー」
瞬間的にビビッてしまい、ハチごと棒をほっぽり出してしまいました。
ハチは弱っていながらもどこかへ飛んでいってしまい(部屋の中を)
その後は姿を見せることがありませんでした。
今回の一件で学んだことは、
「ハチにはゴキブリホイホイは効かない」
「虫除けスプレーは特定の虫にしか効かない」
ということではなく、
「チャンスは一撃で仕留めろ。さもないと、ハチにさえ逃げられる」
ということでした。
相変わらず、長い前置きですが今日も切れ味鋭い内容で
いってみましょう!
BGM Psychology makes your life pleasant and comfortable!
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BGMの心理学 : Opus.057-2008.8.07号 [まぐまぐ殿堂入り!]
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今日は上記の例と本文はほとんど関係がないのですが、
前回の犬の話がとても好評でしたので、また書いてみました。
前回が読みたい方は
⇒ http://www.otokan.com/mail-magazine/item/backnumber_200807310800.htm
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■ショパンの「革命のエチュード」は何色か
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音を聴いて「色」が見えるという人がいます。
例えば、ドの音を聴くと「赤」が見えるという感覚です。
ある種の刺激から全く異なる種類の感覚を感じさせることを「共感覚」といいます。
その「共感覚」の中でもサウンドカラー共感覚(色聴)と呼ばれる知覚現象があります。
ある音を聴くと、それが視覚の世界に変わり「色」が見えるというのです。
この色聴保有者で有名なのがピアニストのスクリャービンです。
確かに、彼の音楽は音から色を描写するような曲が多く、また宗教的な
感覚も相まってなかなか神秘的な感じがします。
高度なレベルでの共感覚は普通の人には持ち合わせていませんが、
色と音楽にはある種の「傾向」は認められています。
例えば、高音は明るい印象だとか、低音は暗く重い印象だとかという感覚です。
これは色聴という高度な感覚ではなく、ある程度万人に共通するものです。
それは、色にもいえます。
ショパンの革命のエチュードをご存知ですか。
印象的な和音から始まり、高音から低音に向かって激しく下っていきます。
そして、曲を通して左手の重くて激しいパッセージが続く名曲です。
この曲を聴いて、どんな色を思い浮かべますか?
「赤」
そうですか。いいですねえ。
私も一つ色を挙げろといわれたら「赤」ですね。
あの情熱的で激しいパッセージには「赤」がお似合いです。
ピアノのコンサートでこの曲を弾くときに赤い照明だったとしたら、
より印象的になるでしょう。
では、この革命のエチュードに「緑」はどうですか。
う〜ん、革命なのにちょっと平和な感じがしてしまう。
さわやかでゆったり、温和で平和な色、それが「緑」でしょう。
緑の照明で革命のエチュードはやっぱりちょっと似合いませんよね。
このように、色聴保有者でなくても音と色にはある程度の「傾向」は
見られるのがお分かりいただけると思います。
この曲にはこの色、というのがなんとなくあるんですね。
ということは、店内に流れるBGMにも同じことが言えます。
赤い壁のお店と緑の壁のお店ではかけるBGMも変わってくるでしょう。
また、同じBGMだとしても印象はちがうはずです。
お店のコンセプトと内装の色、そしてそれらに合った最高のBGM。
こういった絶妙な組み合わせをすることによって、お店の印象は
さらに深まり、無意識に働きかけることができるのです。
BGMだけが良くてもダメです。もちろん内装だけでも。
すべてがマッチして相乗効果で好印象を作り上げたいですよね。
BGMを選ぶ際は、店内の色にも気を配ってみてください。
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◆編集後記
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有楽町のペニンシュラホテル。
先週、アフタヌーンティーを楽しんできました。
香港系のホテルだけあって、置いてあるオブジェがまったく意味不明。
おそらくすばらしいものなのでしょうけど、意味不明。
店員さんに「あのオブジェはなんですか?」と聞いてみると、
「ちょっとわかりません。ムシですかね……」
まあ、そんなもんですね。
ペニンシュラホテルのアフタヌーンティーもピアノの生演奏付きでした。
今回はピアノとフルートも一緒で、すばらしい時間を過ごさせていただきました。
やっぱり生演奏はいいですね。
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【BGMの心理学】 BGMはあなた(お店)の印象を決める。
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[発行責任者] 齋藤 寛(音環境コンサルタント)
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いつも、感想メールありがとうございます。
何かお気づきのことがあればメールください。
ときどき、メルマガに掲載したりしますが、
それ以外にちゃんと本人様に返信させていただいております。
メルマガには書けないですが、個人的にメールといただくと、
その後いろいろな話に発展することもあり、よい経験を
させていただいております。
なんなりと、ご意見をお寄せください。
(たとえ虫除けスプレーについてでも)
お待ちしております。