ヘッドフォンの音質と特徴
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤寛です。
音質にこだわって、高いスピーカーやアンプを購入しようとするといくらお金があっても足りません。
オーディオは極めていくとそういう世界ですよね。
でも、手っ取り早く高音質を楽しみたい場合はヘッドフォンがお勧めです。
コメントにもヘッドフォンについていろいろと意見を頂きましてありがとうございます。
値段もそこそこで、心地よい音空間を体験できるのがヘッドフォンの良いところだと思います。
今日は、ヘッドフォンの特徴を簡単に説明します。
まず、密閉型と開放型(オープンエア)があります。
密閉型は音が外に漏れないように作られているタイプです。発音体の周りが覆われていて内部の音が漏れないようになっています。同時に、外部の音も遮断することができます。
主に、スタジオや電車の中などで使われることが多いと思います。
良いところは、外の音を気にせず楽しめるところ。音質は重低音に迫力があるものが多いようです。ただ、密閉されている分、音がこもるのは避けられません。密閉型マニアはこのこもりの音質が好きな人が多いと聞きます。
開放型(オープンエア)は文字通り、発音体の周りに壁がなく開放されているので外の音も聴こえますし、内部の音も漏れます。
でも、一番の特徴は音質です。ほかを犠牲にしている分だけ音質が良いです。開放感があって、ヘッドフォン特有の狭い感じも少ないです。
自宅の静かな部屋で高音質を楽しもうと思うなら、開放型が良いでしょう。
私も、開放型のファンです。
再生周波数帯域。
必ず、書いてある項目ですがそれほど気にしなくてもいいように思います。
ある程度のヘッドフォンなら問題ないでしょう。
実際、メーカーによっても適当で本当のところは曖昧な数値でもあります。
音質を気にするならやはり、視聴するのが一番です。
電気屋さんに行くといろいろ視聴させてもらえると思います。
自分の好きなCDを持っていくのも良いでしょう。
今まで、数千円のヘッドフォンを使っているならばぜひ一回足を運んでもらいたいものです。その音質の差に驚くでしょう。
あっという間に時間が過ぎてしまいます。高級ヘッドフォンの音質にはハマります。
最近はサラウンド効果を持ったモデルもあり、気軽に高音質のサラウンド効果を体験できます。日本の住宅事情を考えると音質の良いヘッドフォンを一つ持って置いても損はないでしょう。価格をとっても、高級スピーカーの1/10程度で近い音質が手に入ると思います。
今まで聴こえなかった音が、見つかるかもしれません。
ただ、音質を追いかけつづけると終わりのない世界なのでほどほどに。
それでは、また。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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