音の三大要素って
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今日は「音色」の話です。
ピアノの音とバイオリンの音は違いますね。
誰にでもわかります。
音には三大要素というものがあります。
「音の三大要素」。
「音の大きさ」
「音の高さ」
そして、「音色」です。
音の大きさと高さはなんとなく分かりますね。
では、「音色」はどうして違うのでしょうか。
一般的には波形の違い、周波数スペクトルの違いなどを指しています。
音によって、その波形はそれぞれ違っていていろいろな周波数がいろいろな強さで混ざっています。
音というのは(純音を除く)一つの音と思っていても実は複雑に音が混ざりあっているのです。
倍音もその一つです。
光が目には見えないけれど、実は様々な色をしているのと似ていますね。
楽器が出す音は、倍音が多いほど響きが豊かに聴こえます。
ヴァイオリンは倍音が豊富で高音域でも非常に良く響きます。
フルートなどは倍音が少なめです。
想像がつきますか。
それから、音の立ち上がりと減衰の仕方も大きく影響します。
オルガンの音は立ち上がりがゆっくりです。
ヴァイオリンは立ち上がりが鋭い。
減衰についても、打楽器は減衰し、弦楽器は減衰しません。
これらが複雑に絡み合って、「音色」は決まるのです。
ちなみに「音楽」の三大要素は「メロディー」「ハーモニー」「リズム」です。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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