色聴 ~音で色が見える~
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤です。
音を聴いて色が見えたことがありますか。
「ああ、この感じは白だな」
「おっ、青から緑にかわった」
その感覚を持ち合わせているなら、「色聴所有者」です。
音を聴いて、色が見えるという感覚は全ての人にあるわけではありません。
ごく限られた人だけが持つ感覚です。
他の感覚と相互作用を及ぼすことを「共感覚」とも言います。
子供の頃はある程度の人が持っている感覚なのですが、大人になるに連れて失われていくそうです。
確かに、子供はとんでもない発想をしたりしますよね。
よく女性の甲高い声を「黄色い声」と表現します。
これも、その感覚の表れですね。
ただ、高音は明るい色、低音は暗い色などという程度であれば万人に共通する感覚といえます。
音と色彩の感覚には本来なら持ち合わせているのに忘れかけている感覚があるのかもしれません。
「色聴所有者」のような高度な感覚を持ち合わせていなくても、ある程度は共通する感覚があるのであれば、BGMにもそれを
活かさない手はありませんね。
それでは、このへんで。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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