中庸の得 ~1/fゆらぎ~
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
私が今のところ間違いなくBGMに気を使っていると言える場所は、
「病院」です。それも「産婦人科」です。
さすがに病院の中でも一番気を使っていますね。
生命が誕生する場所ですから、当然といえば当然ですが。
ということは、音楽がどれほど人間の感情に効果があるかよくわかっているということなのでしょう。
他の病院にはない、あのゆったりとした時間、落ち着く雰囲気を作り出しているのはBGMの影響が大きいのです。
いわゆる「1/fゆらぎ」とでもいいましょうか。
「1/fゆらぎ」は良く聞く言葉ですよね。
実際はどういう「ゆらぎ」なのでしょうか。
簡単に言うと「中途半端な感じ」です。
メトロノームのような規則的でもなく、ノイズのようなまったく規則性のないものでもない。
ちょうど、その間の感覚なのだそうです。
ししおどしがそうですね。いくか、いくか、いった。みたいな。
ああいう中途半端な感じが落ち着かせるのだとか。
デジタルとアナログの違いにも近いかもしれませんね。
何事も行き過ぎはいけません。
「中庸の得」で、いきましょう。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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