音と環境はいつもセットで考えましょう
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
車のBGMは少し小さくしてみましたか。
意外と大丈夫、聴けるもんだなあと思って頂けたら幸いです。
BGMを選ぶ時は絶対的な音楽の良さだけは選べません。
音と環境は常にセットで考えなくてはなりません。
昨日「マスキング」のところで、木々の擦れ合う音の話をしました。
木々の擦れ合う音の成分を見てみるとホワイトノイズととても近いのです。
ですから、ただ録音した木々の擦れ合う音を聴けばとてもではないですが心地よいものとは感じられません。
ところが、映像とセットで、もしくは実際に山に行って聴けばとても癒される音に変身するのです。
音楽が映像に与える影響に触れましたが、今回は映像が音楽を助ける例をあげました。
音だけは心地よい音環境は生まれません。
五感を使った音環境を構築したいものですね。
今日は少し雨模様ですので、シューベルトの「即興曲」聴いてみようと思います。
それでは、また。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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