上司がイヤホンで音楽を聴きながら仕事をしている職場ってどう思いますか
photo © 2006 Doc Searls , Flickr
フェルモンド齋藤です。
読売新聞の「発言小町@新聞」というコーナーにこんな気になるタイトルが登場しました。
画像はこちらです。
イヤホンして仕事 許す?
実は、読売新聞より取材を受けて、少しだけ私のも登場しています。なにやら、上司がイヤホンで音楽を聴きながら仕事をしているのでやめて欲しいとの投稿があったそう。
投稿主はWeb系のデザイナーだそうで、最近ではありえなくもない話。
同じ部署のチーフマネージャーが朝から晩までイヤホンを着けっぱなしっで、周りはホトホト迷惑しているとか。
この件、あなたはどう感じますか?
イヤホンに閉じこもるのはコミュニケーションにおいてはマイナス
確かに、クリエイティブな部署では集中力や意欲が高まり、「アリ」という状況もあるでしょう。音楽が脳にもたらす効果を考えれば、良いアイデアが出る環境の手助けになることは確かです。
ただ、投稿主さんが困っているのはそこではないようです。
いわゆるコミュニケーションにおいて問題が出ている。同じ職場で働いているのに、チームという感じがせず果たしてそれでよいのかということだと思います。
コミュニケーションを円滑にするという点から考えれば明らかにこのチーフマネージャーは問題ありと言われても仕方ないでしょう。
周りの音を意図的にシャットアウトすることは周囲の存在を切り離したい感情の表れ。
満員電車のようなぴったりと他人とくっつくような状況でもイヤホンで音楽を聴いていると耐えられるのはイヤホンには強烈にそのような効果があるからです。
ここは、会社ですから(しかもマネージャーさん)部下の相談やチームの連携を取るためにも、特別な事情がない限りは控えた方が良いというのが大方の判断のようです。
時間や場所を決めて「アイデア放出タイム」なんかを作って、自由な音楽を聴くという形を取ればそれはそれで面白いと思います。
あなたはどう考えますか?
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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