性行為に最適なBGMと飲食店で最適なBGMの共通点とは
2011年6月10日号の週刊ポストの記事に興味深いものがありましたのでご紹介します。
BGMは飲食店をはじめ、ビジネスの世界では当たり前のように使われていますが、音が人間心理にもたらす影響を考えると普段の生活の中でも有効に利用することができます。
今回の記事はセックスに最適なBGM。まずは、記事を読んでみてください。
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男性が考える以上に、女性にとってセックス中のムード作りは大切なもの。ベストセラー『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス』著者で最近『女医が教える 本当に気持ちのいいセックス 上級編』を発刊した宋美玄医師によると、「女性がセックスに集中できるムードにすることは、オーガズムを得やすいリラックス状態を作り出す」という。
その際に重要なのが、BGMの選択だ。電子音が強調されるテクノやロックはできるだけ避け、ジャズやボサノヴァなどムーディな音楽が効果的とされている。気をつけたいのは「歌詞つき」の音楽はNGということ。女性が歌詞に気を取られると、集中力が散漫になり、快感に集中できなくなるからだ。
また、女性は服装や下着選びにも気を配っているもの。気がはやっても、すぐに下着を脱がせるのではなく、「それ、可愛いね」と一言褒めてあげる余裕を男は持ちたいものだ。
※週刊ポスト2011年6月10日号
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いかがですか?まあ、確かにその通りなのかもしれません。飲食店などのBGMは楽しい会話を妨げないように「歌詞つき」はNGなのですが、性行為でも同じのようです。
歌詞があると人間どうしてもそっちに意識が向いてしまうのですね。男性の皆様、ムードのある音楽やノリノリの音楽で勢いを増すのもいいですが、歌詞なないほうが良さそうですよ。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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