ショパンのフーガとパデレフスキ版新刊発売!
先日こんな楽譜を見つけました。
「ん?ショパンのパデレフスキ版では」
その通りです。
しかし、この楽譜はショパン生誕200年を記念して(本当か)出版された小品集なのです。
今までパデレフスキ版には掲載されなかったような珍しい作品や遺作が収められています。
これは、いいですよ。
あの有名は遺作の嬰ハ短調のノクターン。
(レント・コン・グラン・エスプレッシオーネと呼ばれているのを最近知った)
それから、私の好きなハ短調のノクターンもありました。
はじめて知った「Largo」はショパンのプレリュードにも同じ雰囲気のものがあって、
美しい旋律が魅力的です。
なんとショパンのフーガもありました。
フーガといえば、バッハに代表されるような多声音楽の最終形なのですが、
ショパンも書いていたのですね。
何となく、「ショパンのフーガがある」という記憶はあったのですが、
実際に聴いたことがありませんでした。
ショパンはバッハをすごく敬愛しており、
弟子たちには必ずバッハを弾くように言っていたとか。
ショパン自身も演奏会の前は「平均律を弾いていればいい」というような
コメントも残しているようです。
ショパンのフーガ、聴きたいですよね。
アシュケナージの演奏がありましたので、お聴きください。
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紹介した楽譜はこちらです。
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ショパン全集XVIII パデレフスキ版 小品集
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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