音楽と胃の心理的関係
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
明日、胃カメラを飲む友人がいます。
「どんななの?痛い?気持ち悪い?」 と、毎日毎日心配で相談にきます。
なんだか、それがストレスで胃に悪影響を与えていると言えなくもないですが。
というのも私は昔、胃を悪くして数回胃カメラを飲んだことがあるのです。
学生時代に飲みすぎたのが原因のようですね。
それと、若さゆえのストレスもあったのかもしれません。
人間の臓器の中でも胃は特殊な器官です。
心理的に何かあると、すぐに反応してしまうとても敏感な器官ですよね。
ストレスや不快感を感じると、消化に影響するし、それがひどくなると胃潰瘍にもなります。
さて、この敏感くんの胃ですが、音楽で不快感や心理的緊張を少しでも和らげることはできないのでしょうか。
できますよね。音楽のチカラは偉大ですから。
「パブロフの犬」をご存じでしょうか。
条件反射で有名なロシアの生理学者の犬のことです。
有名なのは犬ではなく、パブロフですけど。
パブロフはこう述べています。
「音楽によって引き起こされた快適な情緒が、消化液の分泌を円滑にし、食物の消化を促進する」
先日、ある医師とお話する機会があったのですが、「唾液を出すのは本当にむずかしいんですよ」と、言っていました。
音楽のチカラはすごいですね。
適した音楽を聴くと、消化を助け、胃に負担をかけにくくする。
明日、胃カメラを飲む友人にはボッケリーニのフルートの曲をプレゼントしておきました。
これで、少しは緊張がほぐれるかな? それでは、また。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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