食事のBGM ~回転率を上げる回転寿司~
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
回転寿司のお客さんの回転率を上げるには?
決してギャグではありません……。
先日、ちょっとお粗末なお寿司屋さんの話をしました。
あれから、いろいろと回りましところいい感じの回転寿司が見つかりました。
まずは、この間の二の舞にならないように外からお客さんが多いかを確認。
OK!
平日の6時にこれだけ混んでいればまずまずかな。
そして、店内へ。
「いらっしゃいませー!」
元気な声が響いてきました。
向こうの方でも「いらっしゃいませ!」の声。
こだまするのはとてもいいことです。
空間をうめる役割をしっかり果たしていますね。
さて、肝心のお味は?
んん~、
OK!
いんじゃないでしょうか。
前よりはよっぽど。
東京は乾燥がすごいのか、加湿器がレーンの脇にいっぱい置いてありました。
でも、これってちょっとごまかしでは……。
まあ、細かいことは気にしない。
肝心の耳はBGMへ向けられました。
何のBGMがかかっていたと思いますか?
比較的テンポの速いフュージョンがかかっていました。
食事にフュージョン?お寿司にフュージョン?
でもこれが悪くないんです。
なんだか、都会的なスタイリッシュな雰囲気が出ていて、回転寿司でもマッチしていたんです。
テンポが速いためか、お客さんの回転も良かったように思います。
私たち家族も、いつもよりも食事の時間が短かったですね。
ピークを迎えるその時間帯にはうってつけだったようです。
後から、妻に「BGM何がかかっていたか、憶えてる?」と聞いてももちろん憶えていません。
潜在意識に働きかけるBGMのチカラをここでも感じ取ることができました。
BGMの効果をよく理解しての結果だったのでしょう。
食事のBGMは店舗でも家庭でも大切にしたいところですね。
それでは、また。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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