音楽の効果を最大限引き出すのは昼?夜?
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
ようやく、風邪もおさまってきました。
朝起きると喉がまだ痛いですが、そろそろ治りそうです。
さて、今日はBGMを聴く環境についてお話ししようと思います。
私はよくヘッドフォンで音楽を聴きます。
夜中に大きな音で聴けるのは唯一ヘッドフォンですから(笑)。
でもそれだけではありません。
普通にスピーカーで聴くよりもやっぱり音楽に入り込めるんですね。
ほかの雑音をシャットアウトしているので、その音楽だけに集中できます
。
音楽療法の一つとしてもヘッドフォンを使って積極的に音楽を聴かせるという方法があります。
人間は日常あらゆる刺激を受けながら生活しています。
でも、その刺激が多くなればなるほど意識が薄れるのも確かです。
だから音楽だけに集中したい場合はヘッドフォンをして他の音を聴かないというのも一法です。
さらに部屋を暗くするとより一層いいですよね。
これが実感できる例が他にもあります。
それは、車のカーステレオです。
車で音楽を聴く時を想像して欲しいのですが、昼と夜どっちが音楽の印象が強いですか?
周りが明るい昼と暗い夜。
どちらが、音楽が体に入ってくる気がしますか?
夜ですよね。
もちろん、夜はそもそも静かというのもあると思いますけど、それを除いても夜のほうが聴きやすいと思いませんか。
できるだけ音楽だけに集中するには雑音を取り払って、さらに視覚の影響も少なくする必要があります。
夜のドライブはその環境に極めて近いと言えます。
私もよく、夜中のドライブに出掛けます。
昼にはない、静寂の中で好きな音楽をたっぷり味わう。
最高ですね。
ということで、恋人と最高の音楽を楽しむには夜の車がいいでしょう。
二人の距離を近づける早道になると思います。
最近のお気に入りは「葉加瀬太郎 & 古澤厳」のCDです。
左右のスピーカーからそれぞれの演奏が聴こえるようになっています。
ヴァイオリンってホントいい音ですね。
それではまた。
この記事を書いている人
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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