こだわりの「音」
こんにちは。音環境コンサルタントの齋藤 寛です。
今回は、BGMというカテゴリからは少し離れることにします。
何かこだわりのものを買うときにその商品が出す「音」には気にしますか?
私はカメラを趣味にしていまして、休みの日にはよく外に出かけて撮影をします。
デジカメにはまだ手を出さず、フィルムのカメラで撮り続けています。
カメラの音といえば、シャッター音。
メーカーによって、更には機種によって音がまったく違います。
私はPENTAXとCONTAXが好きで愛用しています。
あの、「シャキーン」という音があって初めて「ああ、撮ったな」と思うものです。
写ればよいというものではなく、あの音と共に撮るという過程が好きなのですね。
デジカメでも一眼レフのデジカメは比較的シャッター音に気を使っていますが、フィルムの巻き上げる音までは再現していません。
カメラのみならず、掃除機、冷蔵庫、洗濯機、自動車、テレビなど各社がその製品が出す「音」にこだわり始めています。
とてもうれしいことです。
「音」に貨幣価値をつけるのはとても難しいですが、実際に研究を発表した例もあります。(機会があったらまたお話しします。)
商品を売り込むには今まであまりこだわらなかった「音」に各社注目しているのです。
「おれはこの音にこだわっているんだ」という経験がありましたが、ぜひコメントにお書きください。
今日、ふと思ったのですが、最近はほとんどが折りたたみ式携帯ですよね。
折りたたんだ時の「カチッ」っていう音。
なかったら嫌じゃありませんか。
閉まったかどうなのか分からないし。
よくやるのが、すこーしずつ閉めていって、「どのくらいまで閉めたら閉まったと認識するんだ?」と確認したりして。
今日は音楽ではなく「音」についてお話ししました。
それでは、また。
この記事を書いている人
- Twitter:@fermondo
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新潟大学教育学部芸術学科でピアノ演奏と音楽心理学を専攻。音や音楽が人の感情におよぼす影響について研究する。飲食店やオフィスなど商用BGMに関するコンサルティング、ビジネス書、専門誌への寄稿、医療学会での講演、ラジオ、テレビ、雑誌などメディア露出も多数。BGMアドバイザーとして音楽を提供する企業への協力や、個人向けに音楽心理カウンセリング(音で心を整える)をおこなうなどその活動は多岐に渡る。
著書に「心を動かす音の心理学」がある
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